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21/January/2002
浦添、宜野湾、他  沖縄
建築家、門口安則設計の住宅2件。
施主は海の近くを希望したが、叶わなかったのでそのイメージをアプローチに再現した。

もう一件は眼下に宜野湾を望むロケーション、天気がよければ夕日がきれいに見える。


建築家、金城優設計の住宅。
窓を遮断する和室、スリットから入ってくる光は暗さが感じられる。キッチンの食器棚は壁がそのまま窓になって外の景色が見える。隣は住宅が建ちそうにないのでこの雰囲気はずっと保たれる。

彫刻家、能勢孝二郎。
ブロックを使った作品は世界で初めて、実物を見るまで想像できなかったが、カットされた断面は柔らかい雰囲気がある。
機械でカットしていると原材料の成分によってその匂いが違っているそうだ、自分も子供の頃隣がブロック工場だったので原料の山で遊んだときに嗅いだ匂いを思い出した。

建築家、与儀清次デザインの港にある公園の休憩所。

象設計集団の名護市庁舎。
もう20年も経って色も少しあせてきているが、迫力はそのままに残っている。
当時はエアコンを使わない設計で話題になったが、人の時代の流れで今ではエアコンを使用しているという。

能勢氏推薦のモンゴル料理店「チンギス ハーン 098-936-8567」
セルフサービスの焼き肉屋だが、感動したのは味付けもセルフサービスということ。すべての味付け材料がそろっていて好きなようにできる。それぞれの味を批評しながら食べる夕食は最高。食べ放題なのでうまくいかないと、またチャレンジしてしまうから、後で胃袋が大変だった。なぜか器はラーメンドンブリ。
金城氏が設計した完成間近の、「山の茶屋」。自然の岩に食い込んでいるデザイン。わき水がそのまま流れている。施主は近くに「浜辺の茶屋」も経営。この周辺は、彼の構想によってクラフト工房や演出家の宮本亜門の住宅など、ものづくりの人たちが集まってきている。
今回の取材は、3月発売のコンフォルトに掲載予定。沖縄ではコンクリート住宅がほとんどをしめる。暑さの厳しい沖縄ではコンクリート住宅は不向きだ。しかし、台風の被害の恐ろしさから守ってくれるという理由からひろまったそうだ。
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